最初のモデル県・兵庫を立ち上げてから、約2ヶ月が経ちました。「較正中」というだけでは進み具合が見えないので、今回はこの間に何を確認し、何が分かったかを中間報告として整理します。
この2ヶ月で検証してきたこと
較正の中心は、推定式に組み込んでいる前提(日射係数・出力抑制率・コスト水準)を、実際の公表統計や制度情報と突き合わせる作業です。兵庫県を含む関西電力エリアの出力抑制実績は、この間も他エリアと比べて小さい水準で推移しており、「抑制が小さく前提が安定する」という当初の選定理由は引き続き成り立っています。日射係数についても、瀬戸内エリアの年間日照時間の統計と大きな乖離は見られませんでした。
「変わらなかった」ことも較正の成果
較正というと数値の修正を想像しがちですが、前提が実績とズレていないことを確認するのも同じくらい重要な成果です。ここまでの2ヶ月では、割引率・劣化率・OPEX比率のいずれも大きく置き直す必要は生じていません。一方で、パワコン更新引当のように、設備の運開年度によって前提の当てはまり方に幅が出やすい項目は、他県展開の際により丁寧な調整が要ると分かってきました。
次のステップ——横展開の準備
兵庫県で確立した「前提を検証してから展開する」という手順を、ロードマップに沿って他県へ順次広げる準備を進めています。優先順位は、出力抑制や日射条件が兵庫と異なるエリア(たとえば抑制の季節性が大きいエリア)から着手し、モデルの頑健性を確かめていく方針です。
※本ページで述べた検証状況は、公表データ・統計に基づく一般的な傾向の確認であり、個別設備の実際の発電量・コスト・推定価値を保証するものではありません。推定価値ページの数値は今後も較正の進捗に応じて調整される場合があります。
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