サンムーブに載っている太陽光の認定設備は、必ずしも「今すでに発電している」設備とは限りません。国の認定を受けていても、まだ運転を開始していない(あるいは運転開始日が公表データ上で確認できない)設備が一定数あります。今回は、この「非稼働」設備が全国にどれだけあるかを実数で見ていきます。
「非稼働」はどう判定しているか
サンムーブは経産省の認定情報に含まれる運転開始日の欄を見て、この日付が記録されている設備を「稼働中」、記録されていない設備を機械的に「非稼働」と判定しています。認定は受けているが、まだ着工・稼働に至っていない(あるいは公表データへの反映が追いついていない)設備を拾い上げる、単純な仕分けです。
全国383,300件のうち4,038件、約1.05%
直近のデータ(2026年6月時点)で見ると、太陽光の認定設備383,300件のうち、非稼働と判定される設備は4,038件。比率にして約1.05%、およそ95件に1件の計算です。件数としては全体からすればごく一部ですが、母数が大きいぶん、実数としては小さくありません。
サンムーブの査定額計算からは除外している
この非稼働設備は、サンムーブが全国集計として出している推定年間売電収入(約2.7兆円)・推定資産価値(約18.9兆円)の計算からは意図的に除外しています(→査定額の計算方法)。まだ発電していない設備の売電収入を見込みで計上してしまうと、市場全体の数字が実態より大きく出てしまうためです。個別の設備詳細ページでも同様に、稼働実績のない設備については査定額・利回りの前提がより不確実であることを踏まえて確認することをおすすめします。
「何を意味するか」は断定できない
ここは正直に書いておきたい点です。運転開始日が空欄であることの理由は、公表データからは区別できません。認定を受けたばかりでこれから着工する設備、土地や連系の都合で計画が止まっている設備、あるいは単に公表データへの反映にタイムラグがある設備——これらすべてが混在している可能性があり、「稼働を諦めた設備が4,038件ある」と読むのは早計です。あくまで「運転開始が確認できていない設備の上限側の目安」として捉えるのが安全です。
この集計の前提と限界
本ページの件数は単月時点(2026年6月)のスナップショットに基づく実数で、都道府県別・認定年度別の内訳は本稿執筆時点では公表可能な形で集計できていません。より精緻な内訳は今後の集計改善課題です。
※本ページの件数は、資源エネルギー庁「事業計画認定情報」に基づく集計(データ反映:2026年6月時点)の実数です。査定額・収益予測は公表データに基づく推定値であり、実際の取引価格を保証するものではありません。
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