以前の月次「所有者移転」536件の回では、電源種別を分けずに全体の件数を紹介しました。今回はこの536件を電源種別で分解し、太陽光以外——特に風力——でどの程度の移転が起きているのかを見ていきます。
件数では風力はわずか18件・3.4%
直近1か月(2026年5月→6月)の所有者移転536件を電源種別で見ると、太陽光518件(96.6%)、風力18件(3.4%)という内訳です。件数だけを見れば、移転のほとんどは太陽光であり、風力はごく一部にすぎません。
ところが設備数全体に占める風力の比率はさらに小さい
ここで比較対象として、そもそも全国の認定設備・約39.0万件のうち風力が何%を占めるかを見ます。
- 風力(陸上風力・陸上風力リプレース・洋上風力の合計):3,740件/全国約38.98万件の約0.96%
- 太陽光:383,300件/同約98.32%
つまり風力は、設備数の比率で見ると1%にも満たない少数派です。それにもかかわらず、月次の所有者移転に占める比率は3.4%——設備数の比率の約3.5倍に達します。逆に太陽光は、設備数の比率(98.32%)よりも移転の比率(96.64%)の方がわずかに低く出ています。
この数字が示すこと・示さないこと
設備数あたりで見ると、風力は太陽光より「所有者が入れ替わりやすい」傾向が今回の単月データからはうかがえます。ただし風力の移転はわずか18件という少ない母数に基づく単月の集計であり、継続的な傾向かどうかは今回のデータだけでは確認できません。また移転の背景(事業譲渡、ファンドの入れ替えなどの個別事情)や、特定の設備・所有者・業者の状況を示すものでもなく、匿名集計であることにご留意ください。
※本ページの件数の数値は、資源エネルギー庁「事業計画認定情報」の月次差分(2026年5月→6月)および事業計画認定情報の集計に基づく実数です。査定額・収益予測は公表データに基づく推定値であり、実際の取引価格を保証するものではありません。
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