太陽光の運営コストのうち、O&Mや償却資産税と並んで実質利回り(NOI)に効いてくるのが損害保険料です。今回は、保険料の「置き方」の基本の考え方と、なぜ規模や立地によってコスト感が変わりやすいのかを整理します。
保険料は「保険金額 × 料率」で決まる
太陽光の損害保険(動産総合保険や施設賠償責任保険など)は、一般に保険金額(設備の再調達価額の目安)に料率を掛ける形で算定されます。設備規模が大きく取得価額が高いほど保険金額も比例して大きくなるため、絶対額としての保険料は規模にほぼ比例しやすい一方、円/kW・年で見た単価は立地や補償範囲によって幅が出やすいのが特徴です。
料率感を左右する要素(一般的な考え方)
実際の料率は保険会社・商品・契約条件で個別に決まりますが、一般的には次のような要素が料率感に影響するとされています(以下は制度・商品の一般的な仕組みの説明であり、特定商品の料率を示すものではありません)。
- 自然災害リスク:台風・豪雨・落雷・積雪など、地域ごとの被災傾向
- 補償範囲:火災のみの限定補償か、風災・水災・盗難まで含む総合補償か
- 設備の経過年数:新しい設備ほど再調達価額に対する実損リスクが低く見積もられやすい
このうち地域の自然災害傾向は、地形補正やエリア別の気象傾向と同じく、都道府県・地域単位で一定の濃淡があると考えるのが自然です。
サンムーブのNOIモデルでの扱い方
サンムーブの推定純収益モデルでは、損害保険料を運営費(OPEX)の一項目として、設備規模に応じた一般的な水準感で織り込み、推定価値ページのNOI内訳に反映しています。個別契約の実際の保険料は、補償範囲や保険会社の条件によって幅があるため、あくまで傾向を踏まえた推定という位置づけです。
※本ページで述べた損害保険料率の考え方・要素は一般的な仕組みの説明であり、個別設備の実際の保険料・推定価値・取引価格を保証するものではありません。正確な保険料は保険会社・代理店にご確認ください。
保険料も踏まえた推定価値を見る
無料で推定価値を調べる